XCEL AUDIO訪問記
2005年12月10日、お世話になっている
XCEL AUDIOさんに伺って、E60のトレードイン・スピーカーに交換してきました。とてもハイセンスなXCEL AUDIOのショップについてと、あまりにも劇的に変貌した車内の音質について、レポートしたいと思います。
XCEL AUDIOとの出会い

神戸市西区にある
XCEL AUDIOは、BMWをはじめ、カーオーディオやセキュリティ アイテムを得意とする、プロショップです。
XCEL AUDIOさんとの出会いは、2005年6月に東京ビッグサイトで開催された「
Special Import Car Show」(通称:SIS ショー)の会場でした。 一緒に行ったm1008さんが、ハーマンのエクステリアに目をつけ、私を展示スタッフの方を紹介していただき、さらに社長の谷本さんにも紹介していただいたことでした。 学生時代までは自称JAZZギタリストであった私は、演奏することからは遠ざかってしまった今も音楽は好きで、当然高音質なものには興味をそそられました。 オーディオのプロショップマンション住まいでさらに小さな子供までいると、中々音楽をじっくり楽しめる環境も時間も限られてしまいます。するとやはり、それなりの音量で音楽を聴けるのは、クルマの中、ということになります。
インテリアショップを思わせるハイセンスな店作り

予定よりもかなり遅くなり、すっかり暗くなった時間に到着した
XCEL AUDIOさんは、まずそのたたずまいに目を惹かれました。 ダークブラウン地にとロゴをモチーフにした白抜きの外装、1階部分のガラス張りの向こうには落ち着いた感じの照明&ディスプレイ。まるでちょっとしたインテリアショップのようでした。 中に入ってみると、落ち着いた雰囲気ながらも明るい店内には、軽快なBGMがとても心地よく流れていました。量販店のカーオーディオオーナーでは不快なくらい爆音を鳴らしているのを良く見かけますが、ここはまったくそんなことは無縁。心地よい空気が流れていました。 2階に上がってみるとまたびっくり。白壁にダークブラウンのフロア、観葉植物に低めで座面の広いソファ。どことなくバリ島のホテルのような雰囲気も漂うオシャレな空間でした。 2Fのスペースでは、高級AVシステムで音と映像を楽しめます。 暖かくておいしいコーヒーをいただきました。 オーディオ以外のパーツもキレイにディスプレイされています。
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2Fのスペースでは、高級AVシステムで音と映像を楽しめます。 | 暖かくておいしいコーヒーをいただきました。 | オーディオ以外のパーツもキレイにディスプレイされています。 |
今回の訪問の目的は、ご挨拶とこのページのための取材だけではなく、自分のクルマのスピーカー交換をすることでした。小海でのFiveLiveの際、
XCEL AUDIOのデモカー、E61の音に魅せられ、是非自分のクルマにも高音質な環境を作りたいと思っていたのです。 デモカーにはトレードインではなく、筐体から交換するタイプのものがついていましたが、私は純正交換型で見た目はまったく変わらない
トレードイン・タイプを選びました。 E60/E61専用で、しかも「スピーカーとツイーターは手作りで加工をしておりますので、品質も保証いたします。 」とのお墨付きのあるスピーカーですので、迷う必要はないと思いました。
ショップへの到着がかなり遅くなってしまったので、一晩クルマを預けることにしました。実際、どのくらい音質が変わるのか、楽しみ、楽しみ......。
まるで異空間

翌朝、作業の交換が終了したクルマを、プチオフミ会場の同じ神戸市内の Studie KOBE に届けていただきました。ワクワクしながらドアを開け、ようとすると、参加メンバーが続々と私のクルマに集まってきました。エンジン始動。あれ?音が出ない。オーディオがOFFでした。いつもONにしっぱなしなので、ONに仕方が判らない!....というのが周りにばれないようにスイッチを探しあて、いざ試聴開始。 今回、まず最初の試聴に選んだのは、JAZZピアノトリオ、
Chick Corea Acoustic Bandの『ALIVE』
というライブアルバムでした。純正スピーカーの音を耳に残しておくため、往路では何度も繰り返し聞いていました。 1曲目の「
On Green Dolphin Street
」は、静かなピアノソロから始まり、その後、怒涛のリズムセクションが加わって、3人で演奏しているとは思えないほど厚みがあり、またとても躍動感にあふれるアレンジとなっています。

最初のピアノの音。ここからすでに今までとは違う音が鳴っていました。クリアな高音、引き締まった低音、厚みのあるサウンド。そこにベースとドラムの音が加わると、そこはまるで異空間でした。片道5時間、ずっと聞いてきた音とは、まったく違う環境になっていました。 「音の輪郭がはっきりする」という表現をよく目にしますが、これ以外の表現は私には思いつきませんでした。Chick Corea A.B.のドラマー、 Dave Wecklは、数多くのシンバルやドラムを使い、複数のリズムパターンを同時に叩くという超絶テクニックで有名ですが、音数の多い彼の演奏もはっきりし、今まで聴こえていなかった音まで聴こえるようになりました。 純正オーディオも、スピーカーを変えるだけでこれほどまで変わるものかと、驚きました。
カーオーディオは、走りながら聴くもの

オフミを終えて、帰路につき、再び5〜6時間の試聴タイムが始まりました。 神戸〜大阪市内は土地勘がないので車線変更等に注意しなければならなかったので、音量は控えめでした。名神に入ってから、改めて同じCDを、音量を上げて聴いてみました。う〜ん、やはり、良い。遥々神戸まで来て、大枚はたいて交換した甲斐があったことを実感しました。 高音質に酔っているとき、ふと思えば自分は高速道路走行中。当然それなりのスピードが出ているので、エンジン音、風切り音、ロードノイズ等が出ています。それでも停車中に思った感想はそのままでした。これは、凄いことです!カーオーディオは、当然走りながら聴くもので、他のノイズにつぶされては意味がありません。でも、このスピーカーから出てくる音は、走行中でも高音質を実感させてくれました。 もうひとつ凄いと思ったこと。それはFMラジオの音質でした。CDチェンジャーの中身も飽きてきたので、FMラジオをつけてみました。マニュアル選曲で聴こえてきたなじみのない名古屋近辺のFM局の放送は、とてもクリアな音質で、まるでCDを聞いているかのように、クリアだったのです。FMを聴くことも多い私としては、とても嬉しいことです。
FMラジオまで高音質。ということは....


FMが高音質で聴こえると、さらにいいことが増えます(と思います)。巷で話題の
iPod
。私もnanoを愛用していますが、残念なことにE60/E61には直接接続ができません。今できる方法は、トランスミッターを使用してFM放送として聴く事だけです。トランスミッターが今ひとつ受け入れられないのは、その音質が原因でした。どうしたってFM放送の音質を超えることができません。 でもそのFMの音が良くなっているのであれば、トランスミッターを経由した
iPod
の音も良くなっているはず。これは試してみる価値は十分にあると思います。まだトランスミッターを持っていませんが、近いうちに是非試してみたいと思います。iPod検討中の皆さん、お楽しみに!
BMWのポテンシャル
そんなこんなで、またお気に入りアイテムが増えてしまいました。今まではクルマそのものの基本性能をチューンアップしてきましたが、今回はいわば贅沢仕様のチューンアップでした。基本性能の高いBMW車は、オーナーの好みによって手を加えることにより、そのポテンシャルを引き出すことのできるクルマであることは皆さんがよくご存知だと思います。 BMW車は、走りだけではなく、アメニティ分野についても、とても高いポテンシャルを秘めていることを発見できたような気がします。自分の車を自分仕様に仕上げた皆さん、今度はオーディオ分野にも目を向けてみませんが?自分のクルマがもっと好きになることは間違いないと思います!
XCEL AUDIO
ショップ名 | XCELAUDIO (エクセルオーディオ) |  |
住所 | 〒754-0894 兵庫県神戸市西区平野芝崎343-1 |
| TEL/078-961-0707 / FAX/078-963-3551 |
営業時間/定休日 | AM10:00〜PM8:00 / 毎週水曜日 |